• "緑地政策課長"(/)
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  1. 静岡市議会 2021-03-04
    令和3年 都市建設委員会 本文 2021-03-04


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯後藤委員長 ただいまから、都市建設委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されたのは、議案第1号令和2年度静岡市一般会計補正予算(第9号)中所管分をはじめとする補正議案7件と、議案第23号令和3年度静岡市一般会計予算中所管分をはじめとする新年度議案9件であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告が都市局からあります。このほか、報告事項が建設局から1件あります。  次に、委員会の進め方ですが、本日は、お手元の審査順序のとおり、都市局所管の審査を行い、明日は建設局所管の審査等を行います。  このうち、議案第1号の令和2年度一般会計補正予算中所管分と議案第23号の令和3年度一般会計予算中所管分の2件につきましては、本日は都市局所管分の質疑、要望・意見までを行い、討論と採決は明日の建設局所管分の審査と併せて行います。  なお、それ以外の都市局所管分の議案は、本日、採決まで行いますので、この点も御承知おきください。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。  次に、委員会の運営についてです。  去る2月8日の議会運営委員会で、令和3年2月定例会における新型コロナウイルス感染症対策について申合せが行われ、同日、常任正副委員長会議が招集され、議長から感染防止対策の徹底について要請がありました。  具体的には、事前の確認や資料請求をすれば足りる事柄は、委員会での質問は控えること、案件の決定に影響しない参考・確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努められたいとのことです。  なお、委員会室は換気のため一部の窓を開けております。委員会室が低温になることが予想されますので、委員及び説明員の皆さんには体調管理のため一時的な退席を認めることにいたします。  また、委員の皆さんへのお願いですが、要望・意見は、質疑終了後にお述べいただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。  次に、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて質問する際にも同様にお願いいたします。  なお、運営等に関する規約で、会議時間は原則午後5時までとする旨が規定されております。  会議時間を延長する場合は、委員会にお諮りしますので、この点も十分に御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯後藤委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。  なお、報告については聞きおくのみといたします。 3 ◯梶山都市局次長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策の報告ということで都市局のほうから説明をさせていただきます。
     令和2年9月定例会で補正予算の御承認をいただきました都市局都市計画部所管新型コロナウイルス感染症対策に係る、いずれも交通政策課の案件でございますが、2つの事業の進捗状況について御報告を申し上げます。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況の報告の38ページをお願いいたします。  38ページの下段、ナンバー76、公共交通における感染拡大防止対策支援事業は、路線バスにおける感染拡大防止対策として、バスの運転席に仕切りカーテンを設置するなどの飛沫感染防止対策や車両内の抗菌・抗ウイルス対策などに要した費用の一部を事業者に対し助成するものでございます。  こちらは、令和2年12月から受付を開始しまして、バス事業者2社から交付申請書の提出がありましたので審査を行った結果、2社への交付を決定し、実績といたしましては、予算額103万9,000円に対し、実績額は103万8,819円となっております。  なお、1件については既に支給済みでございまして、残り1件につきましては本日3月4日が支給予定日となっております。  1枚めくっていただきまして、39ページをお願いいたします。  39ページ、上段、ナンバー77、地域公共交通事業継続運行支援事業ですが、こちらは外出自粛要請が出されておりました静岡県の緊急事態措置期間においても、公共交通の維持、確保を図り、物流や運送サービスを継続して運行していた交通事業者に対し、運行に係る燃料費や電力費の一部を助成するものでございます。  こちらも昨年12月から受付を開始し、バス事業者2社と鉄道事業者1社から交付申請書の提出がありましたので審査を行った結果、3社への交付を決定し、実績といたしましては、予算額826万8,000円に対し実績額は738万円となっております。  なお、お手元の資料では支給済み件数が1件と記載してございますが、本日までにもう1件への支給も済んでおりまして、残りの1件につきましては今月、3月18日が支給予定日となっておりますので、支給の確認をもって2つの事業は完了となる予定でございます。 4 ◯後藤委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告は以上です。      ────────────────────────────── 5 ◯後藤委員長 次に、補正議案の審査に入ります。  議案第1号中所管分、議案第3号、議案第9号及び議案第19号の4件を一括議題とします。  議案審査の順序としましては、それぞれ当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  それでは、順次、当局の説明を願います。             〔当局説明〕 6 ◯後藤委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  発言の際には、議案番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  質疑はありませんか。 7 ◯島委員 それでは、順次、質問させていただきます。  まず、資料-1、22ページの下から3段目、バス路線維持費助成についてでありますけれども、バス路線維持費助成額を増額した主な理由とはどういうことでしょうか、教えてください。 8 ◯松浦交通政策課長 助成額の増額の理由についてですが、バス路線維持費補助金は、地域住民または通学児童生徒の交通の利便性を確保するため、不採算路線においてバスを運行する路線バス事業者に対して交付するものです。  今年度の補助金は、前年度の事業実績に対して交付するものですが、予算要求時には実績が確定していないため、当初予算では一定額を計上させていただき、実績確定後の補正予算にて不足額を計上させていただいております。今回の補正では、約4,110万円の増額となっていますが、前年度交付実績3億3,672万7,000円からは約440万円の増額で、これは利用客の減少や運行経費の上昇により生じたものでございます。 9 ◯島委員 ありがとうございます。  続きまして、資料-1、23ページ、最上段の公園整備事業、国の補正に伴う国庫補助事業の増額についてでありますけれども、こちら1億3,200万円で国の補正に伴う国庫補助事業の増額とありますけれども、事業内容と事業費の内訳を教えていただけますか。 10 ◯鈴木公園整備課長 補正の内訳といたしまして、まず、日本平公園ですけども、5,100万円を追加いたしまして、平原ゾーンの芝生広場の拡充をいたします。さらに、日本平ホテルの前の道路におきまして、電線の地中化を行います。  次に、あさはた緑地でございますが、あさはた緑地につきましては6,000万円を追加いたしまして、あさはた緑地の最大の特徴でございます希少な植物や生物を観察したり散策できる湿地木道を整備いたします。湿地がありまして、湿地木道を整備いたします。  さらに、公園施設長寿命化計画に基づく遊具等の更新につきましては2,100万円を追加いたしまして、瀬名茶ノ木田公園など、7公園におきまして老朽化により維持管理の経済効率が低下した遊具等の公園施設を更新いたします。  以上、3件合計で1億3,200万円の、いずれも令和3年度事業を前倒しして実施するための工事費の補正をお願いするものでございます。 11 ◯島委員 ありがとうございます。  ちなみに、この補正を行う理由というのは、どのようなことでしょうか。 12 ◯鈴木公園整備課長 理由でございますが、ポストコロナに向けまして、新しい生活様式の中で市民の心と体の健康を保つため、屋外で体を動かしたりリフレッシュする場となる都市公園のニーズや必要性が高まっておりますことから、これらの整備を前倒しで実施することにより、効果の早期発現を目指すものでございます。  日本平公園につきましては、名勝として市外からの来園者が多く、観光振興の促進による経済活動の活性化も期待できます。あさはた緑地につきましては、本年4月より導入する指定管理者制度における、よりよい管理運営に資する機能強化を図ります。  また、遊具等の更新では、老朽化し、陳腐化した公園施設をリニューアルすることにより、管理コストの低減と公園の魅力を改めて向上させる効果が期待できるものと考えております。 13 ◯島委員 ありがとうございます。  続きまして、資料-1の57ページ、駐車場事業会計でありますけれども、昨年の12月の当委員会で、エキパの利用台数や使用料収入がコロナ禍の影響で激減していると当局から報告がございましたが、そのとき示された月別のデータでは、徐々に回復傾向に見受けられましたが、その後の状況はいかがでしょうか。 14 ◯松浦交通政策課長 前回の委員会からのエキパの利用状況についてですが、令和3年2月までのエキパの利用台数ですが、市が所有しているABバースにつきましては約11万台で、前年度同時期に比べ約2万7,300台の減、率にして19.9%の減になっております。  年度当初から10月頃にかけて回復傾向でありましたが、直近3カ月の12月から2月の利用台数は約3万3,700台で、前年同期間と比べ約6,300台の減、率にして15.8%の減となっております。  また、2月までの収入実績は約6,460万円で、前年同時期に比べ約2,750万円の減、率にして29.9%の減となっており、直近3カ月の12月から2月までの使用料収入は約1,890万円で、前年度の同期間に比べ約783万円の減、率にして29.3%の減で、利用台数の減少とともに、利用時間の短縮傾向も続いている状況でございます。 15 ◯島委員 ありがとうございます。  コロナの終息が見通せない中、この利用台数の増加はなかなか困難であると考えておりますけれども、収入増加に向けて何か考えはございますか。 16 ◯松浦交通政策課長 収入の増加に向けた取組ということでございますが、収入の増加につながるには、利用者の利便性向上が重要であり、具体的な取組としてキャッシュレス決済や定期利用の導入等が考えられますが、設備投資や条例改正が必要なことから、周辺民間駐車場への影響や費用対効果を含め、共同所有している国とともに導入について検討していきたいと考えております。 17 ◯宮城委員 では、お願いします。  まず初めに、資料-1の23ページ、建築指導課さんにお伺いします。2段目の木造住宅耐震事業費助成についてです。  これは、決算見込みに伴う事業費の減額とのことですが、その理由を教えてください。 18 ◯村上建築指導課長 事業費の減額についての理由ですが、これまで行政と設計者、施工者による耐震合同説明会などを実施して、耐震化を促すダイレクトメールなども送って、周知啓発をやってきましたが、コロナ禍の影響による経済的不安や収入減などで工事資金の確保が難しいことや所有者が施工者と面談するという、そういう接触を避けたいという、そのような理由からも補助の申請の件数が減少したのではないかと考えております。 19 ◯宮城委員 今、コロナ禍の影響ではないかとお返事いただきましたけれども、では、ここ数年の木造住宅の耐震工事の実施件数はどうなっているのか、教えてください。 20 ◯村上建築指導課長 ここ数年の件数についてですが、耐震工事の今年度の実績としては、2月末現在でありますが94件実施しております。平成29年度、大阪地震があったときは230件、30年度が194件、昨年度が123件と、年々減少傾向にあります。 21 ◯宮城委員 すごく減っているんだなと思います。でも、まだまだ木造住宅はたくさんあると思いますが、年々実施件数が減少していますが、所有者の皆さんに耐震化工事を実施してもらうためには、その取組には何か新しい試みや新しい工夫が必要だと思われます。何かお考えはありますでしょうか。 22 ◯村上建築指導課長 新しい取組としては、今までやってきた耐震合同説明会ダイレクトメールなどは周知啓発のために続けていきたいと思っております。これまで、耐震診断などを実施はしているものの、そこから耐震補強工事とか建て替えなどに進んでいないのではないかと思われる木造住宅が約8,000件ほどあります。その所有者に対して、現在の耐震化の状況を確認する調査を行っていて、耐震化されていない所有者に対しては、再度その必要性や補助制度を説明させていただき、事業実施につなげていきたいと考えております。 23 ◯宮城委員 ありがとうございます。  次は、資料-1の31ページ、繰越明許費の下から3段目です。  公園整備事業費の中の八幡山公園外1についてお伺いします。  この公園は、駿河区のまちなかで工事が待たれていると思いますが、繰越しの公園整備事業費八幡山公園外1の八幡山公園の工事は、当初予算でも事業が盛り込まれています。その事業の内容とスケジュールはどうなっているのか、教えてください。 24 ◯鈴木公園整備課長 事業内容でございますが、平成20年3月に土砂災害防止法特別警戒区域にあの一帯が指定されました。八幡山公園におきまして、大雨や地震に伴い急傾斜地が崩壊しないよう、のり面を擁壁やのり枠で抑えまして土砂崩れを未然に防ぐため、あるいは万が一、土砂崩壊が起きた際に崩壊した土砂をこの柵で受け止めて、それによりまして隣接家屋に土砂災害が起きないよう防ぐ、そして、住民の方の生命、財産を守ることを目的とする事業でございます。計画延長といたしましては、これらのそういう施設、総延長335メートルを6つの工区に分けて行うものでございます。  スケジュールですけども、平成24年度より施設の設置位置や対策工法の検討を始め、平成27年度から順次、重力式擁壁や崩壊土砂防止フェンスなどの整備を進めており、令和4年度に全て完了する予定となっております。本年度工事におきましては、コロナ禍により、工事に使用する柵の材料の調達が遅延したことに伴いまして、繰越しをお願いするものですけども、年度明け早々に完了するめどが立っております。 25 ◯池邨委員 それでは、1点だけ質問させていただきます。  資料-1の23ページの一番上の公園整備事業についてです。先ほど御説明があったように、コロナ禍の中でのオープンスペースの整備は、市民にとって大変よいことだという理解はしております。そういった意味で、今回、これだけの予算をつけて前倒しで整備を進めるわけですけれども、前倒しで整備するメリットというのを、やっぱり市民の方に広く知っていただいて、利用をしていただきたいという思いでございますので、どのようにこの早期整備のメリットを市民の方に市としてPRしていくのか、その点だけお伺いしたいと思います。 26 ◯鈴木公園整備課長 先ほども申しましたけれども、ポストコロナに向け、新しい生活様式の中で、心と体の健康維持に資する都市公園をもっと市民の皆さんに御活用いただけるよう、公園の魅力や効用を伝える、伝わることが必要であると考えております。  これまでのPRは、新規公園を供用開始する際の告示やホームページなどによる情報発信にとどまっておりましたが、本年度より、緑地政策課と当課の若手職員の共同研究グループの取組の1つといたしまして、葵区役所や駿河区役所と連携いたしまして、それぞれのPRキャラクターから情報発信する「あおいくんち」や「トロベーのひとりごと」など、SNSを活用し、市民の皆さんに分かりやすく、親しみやすい公園のPRを始めたところです。こちらは「あおいくんち」というSNSの画面になります。  今後、このような公園ガイド的なPRに加えまして、ポストコロナの新しい生活様式における公園の効用であったり、補正による整備効果の早期発現に向けた市の施策の紹介なども併せまして、市民の皆さんに身近なSNSを活用し、伝わるPRに努めてまいりたいと考えております。 27 ◯後藤委員長 それでは、ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  冒頭に述べましたように、議案第1号中所管分は、明日も審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決は明日まとめて行います。  要望・意見、討論はありませんか。 28 ◯島委員 自民党です。  議案第1号中所管分を除いた議案第3号外2議案について、いずれも賛成をいたします。  続いて、意見・要望です。  バス路線維持費助成についてでありますが、過去にも地域公共交通事業継続運行支援事業でも要望させていただきましたが、バス路線は市民生活の根幹であります。引き続き、公共交通の持続性や、そして、利便性向上に向けて御尽力をいただきたいと思います。  次に、公園整備事業の国の補正に伴う国庫補助事業の増額についてでありますが、新型コロナ感染症の拡大によって、これまでと生活が一変しております。屋内での生活が増加する中、感染への不安から屋外に出ないという方も多いので、ぜひ公園など、屋外で身も心もリフレッシュしてもらうよう、そういった視点で整備をしていただくのは大変重要であると考えております。ぜひ力を入れて進めていただきたいと思います。  また、ポストコロナということで、日本平のライトアップなども観光のほうで計画されているということなので、ぜひ多くの方に来ていただけるような、そんな公園整備につなげていただきたいと思います。  次に、木造住宅耐震事業費助成についてでありますけれども、予算を余らせて災害時に被害が出ても意味がありませんので、ぜひ助成率を上げるなど、所有者の負担を軽減して、ぜひ耐震をより一層進めていただけるよう、検討いただきたいと思います。  次に、公園整備事業費八幡山公園外1件についてでありますが、全国的に豪雨災害など、土砂災害が増えているのは御存じのとおりでありますので、ぜひ、こちらも、より一層整備を進めていただきたいと思います。  最後に、駐車場事業会計についてでありますが、これまでの委員会の中でも意見・要望を述べさせていただいておりますけれども、利用者を増やすためには、やはり立地面や駐車料金など、多くの要素がございますが、一方で、この市役所の地下駐車場は連日のように混雑していると、館内放送でも案内がございますので、例えば、距離がありますが、エキパに止めていただいて、ここまで来てくださる、役所を利用してくださる方には、例えば、長時間無料にするなど、そういったサービスで、逆にこの静岡市のまちなかに滞在をしていただいて、まちなかの経済効果を上げるなど、何かうまい具合でこういった連携につなげていただけるような、料金は上がらなくても、まちは活性化するというような、そんな取組につなげていただけるように、ぜひともまた、御検討いただきたいというふうに思います。 29 ◯池邨委員 それでは、志政会。  議案第1号中所管分を除くほかの議案に賛成の立場で、1点だけ。先ほど質問させていただいた公園整備事業ですけれども、コロナ禍の中でオープンスペースの必要性が高まっているということなので、ぜひ工事進捗、早期実現ですね、なるべく早く整備をしていただくようお願いをしたいというふうに思います。 30 ◯山本委員 私たち会派も、議案第3号、第9号、第19号に賛成です。  1点だけ要望させていただきます。  繰越明許の関係ですが、御説明の中でコロナの影響によって打合せ等、あと、開催等、日程のほうの調整がなかなかつけられなかったというようなお話があったかと思います。新年度にどれだけ影響があるかということで、まだまだコロナが続くことを考えれば、来年度の対応の仕方も変わってくるのかなと思いますので、また、その辺を考慮して事業を進めていただきたいということが1つ。  それと、もう1つ、安倍口団地の住宅費の関係ですけれども、ちょっと気になったのが、地域居住機能再生推進事業費という、配管の地図がほとんど違っていたという、じゃ、ほかのところは大丈夫なのかという話になってくると思うんですが、再調査されていると思いますので、その辺また、今後、丁寧に調査を進めていただきたいなと思います。 31 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に、反対の討論はありませんでしたので、議案第3号、議案第9号及び議案第19号の3件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第3号、議案第9号及び議案第19号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 32 ◯後藤委員長 御異議なしと認め、議案第3号外2件は可決すべきものと決定しました。  以上で補正議案の審査を終了します。  それでは、説明員の入替えを行いたいと思いますので、暫時休憩といたします。                 午前10時48分休憩      ──────────────────────────────                 午前10時52分再開 33 ◯後藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、新年度議案審査に入ります。  議案第23号中所管分、議案第25号、議案第31号、議案第43号及び議案第47号の各所管分、議案第87号、議案第88号の7件を一括議題とします。  これら7件に対し当局の説明を願います。             〔当局説明〕 34 ◯後藤委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  発言の際には、議案番号とページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。  質疑はありませんか。 35 ◯島委員 それでは、質問させていただきます。  資料-2、122ページ、上から2段目の静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業についてでありますが、こちらの事業はどのような事業なのか、教えていただけますか。
    36 ◯塩澤都市企画担当課長 静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業についてですが、まず、ウォーカブルとは、歩きやすい、歩きたくなるの意味を持つもので、本事業につきましては、令和3年度新規事業でございます。  静岡都心地区におきます沿道の歩道や店先空間、公園など、官民のオープンスペースを利活用して、密とならない憩いの空間を演出するとともに、ウォーカブルな人中心の空間へ転換するなど、新しい日常にも対応する居心地のよい空間の在り方を検討し、民間主体のエリアマネジメントによる持続可能な空間活用の手法や実施体制を構築することを目的としたものでございます。 37 ◯島委員 今、御説明をいただきましたけれども、令和3年度の取組というのは、どのようなことを考えられていますか。 38 ◯塩澤都市企画担当課長 令和3年度の取組内容についてですが、こちらのパネルを御覧ください。  令和3年度は、静岡都心地区における3つのエリア、七間町・人宿町エリア、青葉シンボルロード・常磐公園エリア、北街道エリアにおきまして、にぎわい創出に向けた社会実験を実施します。  七間町・人宿町エリアでは、地元商店街や地域で活動しているまちづくり団体と連携して、店先の歩道や民間空地などを利活用した、にぎわい創出活動を行います。  青葉シンボルロード・常磐公園エリアでは、既に実施されている地元まちづくり団体による朝市やマルシェなど、民間主体の活動を後押しする施設として、青葉シンボルロードにある水景施設の芝生化などを行い、市民の皆さんがくつろぐ場所やにぎわいスポットの提供と、それらを活用した活動を行います。  北街道エリアでは、令和2年度に実施しました店先空間を利活用した社会実験の結果を踏まえて、市民文化会館や常葉大学、地元商店街と連携したにぎわい創出活動を行います。  各エリアでの社会実験は、地域の皆さんと一緒に考え、実施し、検証するなど、官民連携で取り組んでいきたいと考えております。 39 ◯島委員 ありがとうございました。  続きまして、資料-2の122ページ、上から3段目、自転車活用推進計画推進事業でありますけれども、こちらはどのようなことを行っているのか、教えていただけますか。 40 ◯松浦交通政策課長 自転車活用推進計画推進事業につきましては、自転車の活用を通じて楽しさや安全性を皆さんに通じながら、自転車によるまちづくりを進めていく総括的な事業でございます。その中でも来年度実施します自転車安全教育推進事業につきましては、誰もが安全で快適に自転車を利用できるまちの実現に向け、園児や児童生徒に向けた交通安全教室を実施します。令和3年度は、保護者から複数回の開催を求める声がある自転車乗り方教室を各区で開催し、教室への参加の機会を増やします。  さらに、親しみやすい広報媒体を通じた情報発信なども継続して実施します。具体的には、幼児期の子供とその保護者が一緒に自転車の楽しさや乗り方などを学べる教本「自転車のりかたBOOK」を市内全ての3歳児に、約5,000部を配布し、さらに、保護者へのアンケート調査を通じて教本や事業の内容の向上に向けて努めてまいります。  また、学識者、庁内関係課、警察、交通安全協会と連携して、定期的に勉強会を開催し、事例研究や意見交換を重ね、効果的な自転車交通安全教育の実施を行ってまいります。 41 ◯島委員 ありがとうございます。  ただいまシェアサイクル事業も拡大をしている中で、自転車の関連事故等の増加が危惧されておりますけれども、何か対策は考えられておりますか。 42 ◯松浦交通政策課長 自転車利用時の安全性確保に向けた取組についてですが、シェアサイクルを含み、自転車の利用促進を図る上では、利用時の安全性の確保に向けた取組も必要であると考えております。  そこで、現在、シェアサイクル運営事業者をはじめ、COOL CHOICEを共同でうたう清水エスパルスとの連携の下、パルちゃんを活用した自転車の安全利用を図るPR動画の作成を進めており、年内の完成を予定しております。完成した動画は、令和3年度より公共施設や警察署、運転免許センターなどで放映し、自動車の運転者も含めた幅広い市民への啓発を行ってまいります。 43 ◯島委員 ありがとうございました。  続きまして、資料-2、124ページの鯨ヶ池周辺地区保全活用検討調査事業についてでありますけれども、「鯨ヶ池周辺整備構想」の目指す将来像の実現とありますけれども、具体的にどのような方針を持って進めていくのか、教えていただけますか。 44 ◯杉山緑地政策課長 鯨ヶ池周辺整備の方針についてでございますが、「鯨ヶ池周辺整備構想」において描いた将来像は、鯨ヶ池と周辺の恵まれた自然を保全、再生する一方、水辺の魅力を生かした活用を図ることで、鯨ヶ池を中心としたにぎわいと交流機会を創出するといったものでございます。  整備構想では、この将来像の実現に向け、公園整備の方向性を3つの拠点整備の基本方針として定めております。  まず、1点目としましては、地域・世代を越える「様々な人が集う」拠点でございます。地元地域はもちろん、新静岡インターチェンジに近い立地条件を生かし、県内外からも人を呼べる公園として整備を進めていきたいと考えております。  2点目としましては、「文化と自然とふれあう」拠点でございます。複合遊具などを目玉に人を呼び込む公園整備ではなく、釣りやボートなどによる水面の活用や水辺の鳥や昆虫など、恵まれた自然環境を生かして人を集める公園としていきたいと考えております。  最後、3点目の方針でございますけれども、訪れる方と地域が交流できる「新たな魅力を創造する」拠点でございます。これまでの池の魅力のほかに、水生植物の植栽や周遊園路、桟橋、広場の整備、近接する鯨ケ池老人福祉センターの利活用など、付加価値をつけていくことで様々な方が訪れる場にしていきたいと考えております。 45 ◯松浦交通政策課長 先ほど、自転車利用時の安全性確保に向けた取組という中で、私が安全性を図るためのPR動画の完成時期を年内と説明しましたが、正しくは年度内に完成を目指しております。修正いたします。 46 ◯島委員 先ほどの鯨ヶ池の引き続きですけれども、「賑わいづくり事業検討サウンディング」とございますが、具体的にはどのようなことを行うのか教えていただけますか。 47 ◯杉山緑地政策課長 鯨ヶ池周辺整備に関しましては、単に公園を整備して事業を終わらせるのではなく、設計の段階から公園完成後の管理、運営についても検討を加えていきたいと考えております。  鯨ヶ池の管理、運営に向けては、地域住民や漁協を中心とした協議会の設立を今、検討しておりまして、事業検討サウンディングは、この協議会の運営及び池を生かしたイベント企画など、にぎわいづくりに取り組む主体としてNPOなどの民間団体が参入する可能性を調査、検討するための作業でございます。  具体的には、水辺や自然環境の活用に係る事例収集でございますとか、市内の民間活動団体や類似事例に取り組む民間事業者に対してヒアリングを実施するものでございます。 48 ◯島委員 ありがとうございます。  次に、資料-2、127ページ、最下段のマンション管理適正化推進事業とありますけれども、こちらの事業の目的とは何か、教えていただけますか。 49 ◯三本松住宅政策課長 マンション管理適正化事業の目的でございますが、これは、管理不全のマンションの発生を未然に防ぐことを目的としております。令和4年4月施行予定でございますが、マンションの管理の適正化の推進に関する法律の改正がございまして、これによってマンション管理についての国と地方自治体の役割が明確となっていくことを背景としてございます。マンション管理の現場と向き合う私たち地方自治体の役割を果たすために、令和3年度においてはマンション管理適正化推進計画を策定してまいりますけれども、その前段となる基礎資料として、今回は本市内の分譲マンションの実態調査を急ぎ行いたいと考えているところでございます。 50 ◯島委員 ちなみに、どのような調査が予定されているのか教えていただけますか。 51 ◯三本松住宅政策課長 調査の内容についての御質問でございます。  まず、今回はアンケート手法による情報収集を行ってまいります。続いて、その情報を基に必要に応じた2次的な調査として現地調査や聞き取り調査を実施することを想定しております。これによりまして、マンションごとに戸数や階数などの建物の規模、管理組合の運営の実態、大規模修繕工事等の実績ですね、こうしたものを調査いたしまして、本市の分譲マンションでございますけれども、マンションの現状を把握してまいりたいと考えております。 52 ◯島委員 ちなみに、コロナ禍における調査となりますが、感染防止の観点でどのような配慮をされるおつもりか、教えていただけますか。 53 ◯三本松住宅政策課長 コロナ禍における調査ということでの御質問でございます。  コロナに関しましては、私が申し上げるのも、本来僭越なんですけども、本当にたくさんの方々の御尽力、あるいは御協力が実を結んで、改善傾向ということは顕著だと思っているんですけれども、コロナの脅威への市民の皆さんの不安が払拭されるまでには、まだお時間がかかるのかなと考えてございますので、マンション居住者と調査員の接触機会はできるだけ少なくしまして、それでもしっかりと状況を把握する手法というのを、実際、調査受託者のノウハウを生かしつつ、工夫していきたいと考えているところでございます。  それから、先ほど私、島議員のマンション管理適正化推進事業の御質問の中で、今年度という表現で申し上げましたか。推進計画は令和3年度でございます。マンションの管理の適正化の推進に関する法律の改正の施行は令和4年4月でございますので、申し訳ありません。そのどちらかを、今年度と申し上げてしまったようです。訂正させていただきます。 54 ◯島委員 今回の調査結果に基づいて、今後策定されるマンション管理適正化推進計画とはどのようなものか、また、この計画により、どのような効果が期待されているのか、教えてもらえますか。 55 ◯三本松住宅政策課長 今回、策定を計画しておりますマンション管理適正化推進計画は、維持管理の不適切なマンションの発生を未然に防ぎ、個々のマンションがその役割を終えるまで安全に使用されるための指針として位置づけたいと考えております。  また、計画策定することそのもので、本市が実施すべき施策を整理することができますし、文字どおり計画的な施策実施にもつながってまいりますので、マンションの場合は管理組合の存在がすごく重要なんですけれども、その管理組合による適正なマンション管理が期待できるものと思っています。また、マンション管理組合だけではなくて、それを支援する私たちに関しても、この計画を持つことで管理組合さんへの助言や指導、勧告、管理計画の認定など、ある種の権限を持てるようになります。マンションの適正管理に向けて私たちができることも増えてまいりますので、マンション管理組合さんと、ある意味、二人三脚のような形で、適正管理推進が可能になるのではないかと思っているところでございます。 56 ◯島委員 最後になりますけれども、議案集7)、119ページ、静岡市手数料条例の一部改正でありますけれども、こちらの条例を改正する理由とは何か。また、対象拡大により年間どのくらいの建築物が増加すると考えているのか、教えていただけますか。 57 ◯村上建築指導課長 手数料条例の改正の理由と件数がどれくらい増えるかという御質問に対して、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正によって、適合性判定が義務化される建築物の面積が、今までは2,000平米であったものが300平米以上という形になります。対象が拡大されたことや、それとその認定申請に係る作業時間の見直しというものが、今回、行われたため、手数料の改正をお願いするものになっております。  次に、件数についてですが、過去5年間の実績平均からは認定審査は40件程度だったんですが、今回の改正によって110件くらいに増えるのではないかと見込んでおります。年間70件程度の増加と考えております。 58 ◯宮城委員 では、お願いします。  まず最初に、交通政策課さんにお聞きします。  資料-2、123ページの上から3段目、公共交通幹線軸の運行再編事業についてお伺いします。新規事業として取り組むこの事業の内容はどのようなものか、教えてください。 59 ◯松浦交通政策課長 公共交通幹線軸の運行再編事業の概要についてですが、少子高齢化に伴う公共交通需要の減少が進む中、コロナ禍によるテレワークやオンライン事業などにより行動変容が生じ、アフターコロナ社会においても公共交通の需要が、コロナ以前の状況に戻るのは難しいと考えております。そのような社会においても、身近な交通機関であるバス事業者の健全性を保ち、安定的な運行を維持し、市民の暮らしの足を確保することを目的に、代替手段の立案を含めたバス路線の再編検討をバス事業者とともに実施します。 60 ◯宮城委員 このような調査に関わることを、市が実施する理由を教えてください。 61 ◯松浦交通政策課長 本事業を市が実施する理由についてですが、交通政策基本法では、市民が日常生活及び社会生活を営むに当たって必要不可欠な通勤・通学、通院等の移動を円滑に行うことができるようにするため、交通手段の確保、その他必要な施策を講ずることが地方公共団体の責務と定められています。  本業務は、通院、通学・通勤など、市民の利益に直接関係する生活の足を持続的に確保する施策であるため、市が主体となってバス事業者と共に事業を実施します。 62 ◯宮城委員 ありがとうございます。  次は、市街地整備課さんにお聞きします。  資料-2、123ページ、静岡駅南口駅前広場再整備事業について、今回、予算額6,700万円をかけて事業をするということで、その内容が基本計画の作成とか、いろいろ書いてありますが、これはどのようなことを実施するのか、説明をお願いします。 63 ◯鷺坂市街地整備課長 パネルを使って御説明させていただきます。  静岡駅南口再整備についての来年度の実施内容でございます。  初めに、再整備に向けた課題を整理しますと、狭小で奥行きが狭いことによるロータリーの慢性的な交通混雑や観光バス等の乗り降りが石田街道沿いで行われていることや官有地が少ないため、地権者と連携した整備が不可欠で、施設の配置に工夫が必要なことなどが挙げられております。  今年度、地権者と協議を重ねてきた中で、南口の再整備は区画整理事業と立体都市計画制度などを活用して、官民が連携した事業手法の枠組みで、さらなる検討を進めることについて了解をいただきましたが、事業参画の判断については、より具体的な整備内容を提示してもらいたいとの意見がございました。  そこで、来年度の業務では、まず、駅前広場の規模算定や地権者との協議などに必要な基礎資料として、交通量調査と補償内容検討調査を実施します。並行して、区画整理の事業化に向けた調査や換地設計案を作成し、静岡市及び地権者の土地の再編を検討します。さらに、立体都市計画制度などを適用する具体的な位置や内容の検討を行い、官民連携による整備案を作成します。  以上の様々な業務を整理して、乗降所や待ち合わせ場所や憩いの場などの施設を配置した南口の駅前広場の基本計画を作成していきたいと考えております。 64 ◯宮城委員 そうすると、この新しいいろいろな調査は、官民連携を図るためにやっていくということで、区画整理事業とか補償内容の検討にも入るということで今、分かりましたけれども、このいろいろなことを同時にやるという、この調査をやることにおいて、何か課題があったら教えてください。 65 ◯鷺坂市街地整備課長 来年度の業務の課題についてですけど、南口の再整備事業は、先ほど御説明させていただいたとおり、様々な事業や制度を組み合わせて実施するといったことで多くの検討を要します。  そこで、現時点で想定している課題でございますが、区画整理による土地の再編や、さらに、再編された土地の中で官民が連携する場所や空間について、市と各地権者双方が納得できる方針を打ち出していかなければならないことですとか、また、ポストコロナにおける駅前広場などの空間の在り方がどのように変化して、求められていくのかと、そういったことを見据えて検討を進める必要があることなどが課題であると考えております。  以上を念頭に置きながら、駅前の限られた土地を有効活用して、官民が連携して、機能的かつ魅力的な駅前広場を整備するための基本計画を進めていきたいと考えております。 66 ◯宮城委員 ありがとうございます。  では、最後、建築指導課さんにお伺いします。  資料-2、126ページの上から2段目です。要安全確認計画記載建築物耐震事業費助成ですけれども、それはどのような建物なのか、その路線はどの路線が緊急輸送ルートになっているのか教えてください。 67 ◯村上建築指導課長 要安全確認計画記載建築物とはどのような建物かということと、緊急輸送ルートについて御説明させていただきます。  昭和56年5月末以前に建築工事に着手した建築物のうち、地震等の被災後における救助活動や物資供給等における必要な道路に沿って建てられている、倒壊により道路幅の半分以上を塞ぐおそれのある高さを有する建築物が、その対象となります。建築物の高さが道路幅員の中心から45度を超える建築物が、この要安全確認計画記載建築物の対象となります。  それで、次に、どの路線が緊急輸送ルートになっているかということですが、スタートを東名及び新東名高速道路のインターチェンジとして、市役所などの災害拠点施設と静岡病院などの災害拠点病院をゴールとして、3つのルートを指定しております。  ルート上の主な路線としては、井川湖御幸線、山脇大谷線、駒形富士見線でありまして、本市の地域防災計画にも記載されております。 68 ◯宮城委員 その対象となる建築物の数はどのぐらいあるんでしょうか。 69 ◯村上建築指導課長 現時点において対象となる建築物は37棟ありますが、そのうち今回の事業の助成対象となる建築物は31棟となっております。残りの6棟については、公共建築物や補強済みの建築物となっております。 70 ◯宮城委員 現在のその取組の状況はどのようになっているんでしょうか。 71 ◯村上建築指導課長 対象建築物に対して、昨年度から静岡県による耐震診断事業を開始しております。本市についても、現在、所有者に対して耐震診断結果の報告を求めているところであります。今年度より補強計画及び補強工事の助成制度を開始しておりまして、補強計画を1件実施しております。また、建築物の耐震改修の促進に関する法律では、対象建築物所有者には耐震診断結果の報告の義務がありまして、これは、令和4年3月末を報告期限としております。  耐震性能が不足している建築物の耐震改修は努力義務となっておりますが、地震対策の必要性と助成制度の説明をさせていただき、耐震化を今後、促してまいりたいと思います。 72 ◯望月委員 同じく資料-2の125ページ、最上段、公園整備事業(公共)についてお尋ねをいたします。  自民党の総括質問の中で、Park-PFIにつきまして、その制度の活用について質問をいたしまして、局長から答弁を頂いております。公園事業は、ここに掲載されているだけでありましても18億円を超える予算が計上されておりまして、大変重要な事業であると感じております。私も、この公園の魅力向上について、民間事業者のノウハウを活用したPark-PFIの有効を十分捉えているわけでありますけれども、今日、質問したいのは、局長の答弁の中で、民間へのサウンディングの調査や参入意欲の高い公園を選定していくということであります。どんな公園が対象であるのか、また、どういう方針を持って進めていくのかについて、その考えをお尋ねしたいと思います。 73 ◯池田緑化政策担当部長 この質問については、私のほうから回答させていただきます。  本会議におきまして、総括質問にありましたPark-PFI制度活用事業の質問に関連した、どのような公園で、どのような方針を持って進めていくのかという質問ですけれど、答弁でもありましたように、現在、葵区の城北公園におきまして本市初となりますPark-PFI制度を活用した事業を進めております。いよいよ今週末に募集の締切りが終わって、来週から業者から提出される提案内容の審査に入っていくという計画となっております。  これまでの経験を生かしまして、当局としましては、サウンディング調査や公園独自の合同説明会を開催するなど、調査から公募手続に至る経過を一つのモデルケースとして、ぜひとも確立していきたいと考えております。特に、今年度はコロナ禍でありましたけれど、感染防止対策を取って説明会を重ねた結果、地元の企業の方も加わっていただけるなど、民間企業の参入意欲の高さを感じることができました。これは、大きな成果だったと思います。  対象公園につきましては、現在のところ、残念ですけれど、お示しすることはできませんけれど、今後、駿河区、清水区においても民間企業への市場調査を今後も続けまして、参入意欲を満たす対象公園の発掘に積極的に取り組んでいきたいと思っております。  今後の方針につきましては、都市公園法の改正のときに国が示しました都市公園を一層柔軟に使いこなす、既得効果をより高める、民間との連携を加速するという視点を重視した中で、公園行政の新たなステージへの転換を図るために、本制度を積極的に活用し、官民連携の下で公園のさらなる魅力を図っていきたいと考えております。 74 ◯望月委員 同じく、公園施設長寿命化事業についてでありますけれども、清水区の清水船越堤公園、木製の複合遊具が今、リニューアル中であり、こうしたウィズコロナ、ポストコロナにおける身近なレジャーとして、大変大きな期待を持っているところであります。  清水船越堤公園には、もう1つ、金属製の複合施設がありますが、こちらも老朽化しているために、今後のリニューアルを期待しておりますが、長寿命化計画の更新時期について教えていただきたいと思います。 75 ◯徳田都市計画事務所長 清水船越堤公園でございますけれども、現在、木製と金属製の複合遊具がそれぞれ1基ずつございます。木製の複合遊具につきましては、議員御指摘のとおり、今年度、金属製のものへの更新工事を実施しておりまして、年度内には完成する予定でおります。残る1基の金属製の複合遊具でございますけれども、こちらの更新につきましても、令和3年度の当初予算に必要経費を計上させていただいておりますので、来年度、更新工事を行う予定でございます。 76 ◯望月委員 清水船越堤公園の複合遊具でありますけれども、これが更新されまして、新しい金属製の複合遊具が2つできるわけでありますが、これらについて、この複合遊具の計画寿命はどのように設定されていくのか、教えていただきたいと思います。 77 ◯徳田都市計画事務所長 遊具の寿命でございますけれども、まず、国の基準がございまして、材質の違いにより処分制限期間というものが規定されております。これによりますと、金属製が15年、木製が7年、その他のものが10年となっておりまして、これがベースとなります。これを受けまして、静岡市の公園施設長寿命化計画では、実際の施設の寿命をこの処分制限期間の2倍と想定しておりまして、さらに、従来の事後保全から予防保全型に管理を転換して、適切なメンテナンスを施すことで、さらに1.2倍延命化した年数を遊具の使用見込み期間として設定をしてございます。  金属製の複合遊具の計画寿命につきましては、この計算によりますと36年の期間となります。今後も、市民の皆さんに安全・安心に長く使っていただけるよう、定期的な点検と的確な補修を行ってまいりたいと考えております。 78 ◯望月委員 要望的になっちゃうんですけれども、36年、結構長いなと感じております。長寿命化というのは、非常に適切な、また、定期的なメンテナンスを必要とするわけでありますけれども、ぜひきちんとした、そうした点検、メンテナンスを施して、長寿命化を図っていただきたいなと感じました。お願いいたします。 79 ◯後藤委員長 それでは、ここで休憩とします。                 午前11時58分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 80 ◯後藤委員長 休憩前に引き続き会議を始めます。 81 ◯村上建築指導課長 午前中、お答えした、宮城委員から御質問の緊急輸送ルートの話なんですけど、私その中で、今、地域防災計画に掲載されていると発言をしましたが、現在は載っていなくて、今、載せるために関係部局と調整をしている最中ということで訂正させていただきます。 82 ◯池邨委員 それでは、私から資料-2の122ページのバス路線維持費助成について質問させていただきます。  コロナ禍の中で、バス路線が少なくなった、少なくなったという声を聞くんですけれども、そういった意味で市民の足の確保に向けてしっかりと進めなければならない事業だという認識でいます。
     そうした中で、市内の民間バス事業者さんがバス路線を運行しているわけですけども、バス路線全体で幾つぐらいあって、今回この助成対象となっている路線がどのぐらいあるのか、まずお伺いしたいと思います。 83 ◯松浦交通政策課長 市内を走行しているバス路線数ですが、市内では、しずてつジャストラインほか2社の民間バス事業者が、計47路線を運行しており、そのうち20路線が助成対象となっております。 84 ◯池邨委員 47路線のうち20路線ということは、半分までいかないですけど、そのぐらいということですか。今、2社ということだったんですけども、それぞれのその助成の割合というのはどのようになっているか、お伺いしたいと思います。 85 ◯松浦交通政策課長 助成となっています20路線なんですが、そのうち19路線はジャストラインが運行しておりまして、助成額の9割以上を占めておる状況で、あとの2社についてはその残りの部分というところになっております。  失礼しました。今、運行している事業者が、しずてつジャストラインほか2社という中で、実際、助成を行っているのは、しずてつジャストラインほか1社が助成対象となっております。ですので、9割以上はジャストラインが占めておりまして、残り1社が残りのわずかの部分のところで助成をしています。  1社については、助成の請求がございませんので、助成はしていないバス事業者がございます。 86 ◯池邨委員 そうした中で、市としてはなるべく助成をなくす方向に持っていかなあかんというふうに思うのですが、いろんな意味で、バス事業者も経営努力をしていかなければならないと思いますけども、市が把握できている範囲で結構ですけども、バス事業者さんがやっている経営努力といいますか企業努力というのは、どのようなものがあるのか、お伺いをしたいと思います。 87 ◯松浦交通政策課長 バス事業者の企業努力という点について、主に、しずてつジャストラインの聞き取りの内容について、説明させていただきます。  健全な経営に向けたバス事業者の企業努力についてですが、路線バス事業の安定かつ持続的な経営には、運転手の確保が喫緊の課題だと聞いております。そのため、しずてつジャストラインでは、東京で移住支援センターを自ら開設し、ドライバー1名の採用とともに、その家族の静岡移住を実現しています。そのほか、運転手以外の職種に就きながら、乗合バスの運転に必要な大型二種免許の取得をサポートする養成バス運転手制度を活用して、本年度は3名の運転手が新たに誕生しており、現在も13名の方が養成中です。また、女性運転手も昨年度より5名増員して、現在、32名の方がバス運転手として活躍しており、就労環境の改善や運転手基礎教育の中で接遇マナーの向上を図るなど、健全な経営に向けた企業努力を行っていると聞いております。 88 ◯池邨委員 それでは、次に123ページの一番上の新駅設置の大坪のところなんですけど、この事業はずっと検討が続いているように思えるんですけれども、そういった意味で、まず、課題は何で、それで、解決に向けた令和2年度の取組はどのような取組をしてきたのか、お伺いをします。 89 ◯松浦交通政策課長 新駅設置に向けた課題についてですが、新駅は請願駅として市が駅舎整備費を負担することを前提に、駅設置後の維持経費を賄うだけの乗客数増加策が課題となっております。その解決に向け、今年度は新駅周辺の清水区船越、入江、岡地区の地元住民で構成する公共交通利活用促進検討会を発足いたしました。この検討会では、新駅に求める機能や新駅までのアクセス性向上策のほか、周辺地区の魅力創出を図るためのイベント開催などについても意見交換を行い、新駅設置における利用促進策を検討しております。 90 ◯池邨委員 今の話で、ニーズをどうつくるかということだと思うんですけども、そういった意味で、この予算の中で、令和3年度の業務内容を詳しく教えていただければと思います。 91 ◯松浦交通政策課長 新年度の取組につきましては、鉄道事業者の協力を得て、乗客数増加に向け、静鉄既存駅へのアクセス性向上策等の検討を行います。その他、地元では、船越、入江、岡地区の先ほど言いました検討会のメンバーや沿線住民の皆さんなどが、新駅設置の機運醸成や駅周辺地区の魅力創出を図るためのイベントを開催する予定でございます。 92 ◯池邨委員 それでは、次の質問に入ります。  先ほど質問あったかと思うんですが、ちょっと私まだ理解できていないので、質問させていただきますが、123ページの上から3段目の公共交通幹線軸の運行再編事業についてですけども、ビッグデータを活用した利用乗降実態の分析等と書かれていますけども、この事業の効果としては、何を想定しているのか、御説明いただければと思います。 93 ◯松浦交通政策課長 事業のメリットについてですが、ビッグデータ等は乗降客の今の利用状況等を解析しながら、今後のバス運営、運行の検討につなげていきたいのですが、メリットとしましては利用者の推移、収支状況を分析することにより、路線ごとの業績赤字、転換時期を把握することにより、単独継続困難路線やバス事業者の路線退出時期を想定することが可能となる。これにより、公共交通空白地域での代替交通の手段の検討などが早期に実施できるというようなメリットがあると考えています。 94 ◯池邨委員 ということは、市として、そのバス路線を空白のところでも乗降客がありそうだよというふうな、そういうイメージもできるという理解でよろしいですか。 95 ◯松浦交通政策課長 今までバス事業者とは、不採算路線について、どういった乗客がいて、どういう運賃をもらっているかというところについては、補助金を支出する際に詳細を業務実績として教えていただいていたんですが、なかなか採算路線についての運行状況というのがつかめなかったというところを、これからは採算路線についても同じ情報を共有するということで、路線ごとのカルテと呼んでいますが、診断書を作りまして、その路線がどういうふうな健康状態というか運行状態ですね、あるかというのを情報共有するということで、まず、ベースとなる資料を来年度作りまして、それに基づきまして、再来年度以降、その路線をどういうふうな形の再編をすれば一番効率的になるかというところを検討していきたいと考えています。 96 ◯山本委員 何点か、質問させていただきたいと思います。  まず資料-2の122ページの一番上の都市計画課への質問ですが、静岡都心地区まちなか再生事業、事業内容が若干書いてありますが、もう一度、事業概要とかその辺の内容について教えていただきたいと思います。 97 ◯塩澤都市企画担当課長 静岡都心地区まちなか再生事業の概要についてでございますが、静岡都心地区では、まちなかの現状としましてコロナ禍における小売業の衰退への対応であるとか老朽化が進む商業施設など、建物の更新に向けた民間主導による再開発への取組が進められている中で、これまで以上に今後のまちの在り方や魅力の向上に向けた商店街など、地域の機運が高まっているところでございます。  こちらのパネルを御覧ください。  こちらの左上の図ですけれども、都市計画マスタープランに示します静岡都心地区の方針図になります。本事業は、駿府城公園や、済みません、ここでは表示できていませんが、浅間神社周辺の歴史文化ゾーン及び赤の点線で囲っています3つのゾーン、紺屋町・呉服町・七間町周辺、JR静岡駅駅南、御幸町・伝馬町・鷹匠周辺の商業・業務ゾーンにつきまして、中長期的な視点による、まちなか再生への方針と実現化方策を静岡都心地区まちなか再生指針として作成しまして、魅力ある持続可能なまちなかへの再生を図っていこうとするものでございます。 98 ◯山本委員 指針を作成していくということなんですが、では、具体的に来年度、令和3年度はどんなふうに進めていくのか教えていただきたいと思います。 99 ◯塩澤都市企画担当課長 令和3年度の取組内容についてでございますが、静岡都心地区まちなか再生指針の作成に当たりましては、地域の商店街や自治会など、幅広く御意見を伺いまして、官民が連携して情報を共有することが重要と考えております。令和3年度は、静岡都心地区まちなか再生指針の素案に地域の意見を反映させるため、紺屋町・呉服町・七間町周辺を対象にしまして、地域の関係者が参加するワークショップを実施するなど、官民連携でまちなか再生指針を作成する予定でございます。 100 ◯山本委員 分かりました。  じゃ、次の質問です。同じく資料-2の127ページです。  住宅政策課への質問になります。中段にありますが、子育て世帯宅地提供事業、事業概要とか、あと、これまでの実績ですね、何年か続けてこられた事業だと思いますので、今後の見通し等、まず教えていただきたいと思います。 101 ◯三本松住宅政策課長 子育て世帯宅地提供事業についての御質問でございます。  子育て世帯宅地提供事業は、平成22年度から事業を実施しております。この事業は市営住宅としての役目を終えた建物、主に木造の場合が多いですけども、これを解体し、これにより生まれた土地を人口対策として子育て世代の市内定住を図る目的から、小学生以下の子供さんを養育する子育て世帯を対象に売り払う、買っていただく事業でございます。  実績につきましては、これまでに34区画を売り出しまして28区画の売買が成立しております。昨年度は葵区桜町一丁目など、3区画を御購入いただきまして3,850万円余りを歳入しております。そして、今年度、令和2年度は葵区堤町など、4区画を購入いただき5,450万円余りの歳入を予定しているところでございます。  今後の見通しでございますけれども、市営住宅跡地などで行政目的による利活用が見込めず、売払いによる利活用が適当と判断する土地のうち、こども園や小中学校に近いなど、子供が暮らしやすい、子育てがしやすいと思わる環境を有する土地を選定しまして、引き続き、子育て世帯宅地提供事業を実施したいと考えております。 102 ◯山本委員 これまで成果は上がっているということで、約8,000万円か9,000万円ぐらいですかね、分かりました。  今のお話の中で、市営住宅跡地ということで土地は適当と思われる、適当と判断された土地に関しては、こういった提供をして事業化していくということでありますが、そもそもということで教えていただきたいんですが、その市営住宅の跡地、土地利用の考え方として、どんなふうに考えているのか、思っているのかというのを教えていただきたいと思います。 103 ◯三本松住宅政策課長 市営住宅の跡地利用についての御質問でございます。  市営住宅の跡地利用についてですけれども、宅地提供以外の用途が想定される規模の跡地については、市営住宅の建て替えの種地や民間への定期借地等を検討するとともに、庁内各局と連携を図りまして、現在も利活用に努めているところでございます。今後も、その方針に変化はないと思っております。  委員長、済みません。1点、今、山本委員から8,000万円ほどというお話がございましたけれども、それに関しましては、私の説明がちょっとまずかったんですけれども、昨年度と今年度でいくと8,000万円ぐらいで、トータルですと4億1,700万円弱ということになってございますので、申し訳ありません。言葉が足りませんでした。改めて申し上げます。 104 ◯山本委員 分かりました。ありがとうございました。  最後の質問にさせていただきます。議案集8)の予算事項別明細書の歳入の関係で101ページになりますけれども、都市構造再編集中支援事業費補助金という、このような補助金の項目がある中で、下のほうに3つ書いてありますけれども、そのうちの1つ、静岡都心地区交通適正化事業、この概要、事業の内容について教えていただきたいと思います。 105 ◯塩澤都市企画担当課長 静岡都心地区交通適正化事業の概要についてでございますが、静岡都心地区では、歩行者が安全かつ快適に移動、回遊、滞留できる、歩いて楽しいまちづくりを進めております。まちなかの回遊を高め、誰でも移動しやすいバリアフリー化などの環境づくりが重要となるため、主要な交差点である江川町交差点や中町交差点の改良による横断歩道の増設について検討を進めているところでございます。横断歩道の増設に向けては、単に都心を通過するだけの車を周辺の環状道路などに迂回させるといった、自動車交通を適正に誘導し、まちなかへの自動車の流入量を減らす対策が必要でございます。  静岡都心地区交通適正化事業は、環状機能強化に向けた交差点改良といったハード事業や道路標識など、誘導看板の設置などのソフト事業を計画的に進め、静岡都心地区における歩行者の回遊性向上を図ることを目的とした事業でございます。 106 ◯山本委員 歩いて楽しいまちづくり、バリアフリー化ということで、主には横断歩道の増設ということで、江川町交差点、中町交差点の話がありました。  では、その江川町交差点、中町交差点の改良に向けて、今後、どのように取り組んでいくのか、教えていただきたいと思います。 107 ◯塩澤都市企画担当課長 江川町交差点、中町交差点の改良に向けた今後の取組についてでございますが、現在、江川町交差点及び中町交差点での交通量が減少傾向となっている状況も踏まえまして、道路管理者や交通管理者などと平面横断化に向けた協議を進めているところでございます。令和3年度は、上半期に静岡都心地区の交通実態調査及び将来推計調査を行いまして、自動車交通を適正に迂回させるための環状機能の強化として必要な交差点改良の検討などを進めていきたいと考えております。  今後は、その検討結果も踏まえまして、継続して交通管理者などとの協議を進めて、環状機能の強化に向けた交差点改良、江川町交差点や中町交差点の平面横断化の実現に向け、取り組んでまいります。 108 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  議案第23号中所管分は、明日も審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決は明日まとめて行います。  要望・意見、討論はありませんか。 109 ◯島委員 自民党です。  議案第23号中所管分を除いた議案第25号外6議案について、いずれも賛成をいたします。  続きまして、意見・要望です。  静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業についてでありますが、先ほど歩きやすい、歩きたくなるまちなかと御答弁をいただきました。近年、中心市街地の空き店舗が大変増加をしておりまして、新型コロナの影響で歯止めがかからない状況となっています。この事業をきっかけに、官民連携でまちなかのにぎわいを創出し、多くの人が行き交う、空き店舗がなくなるように、全力で取り組んでいただきたいと思います。  次に、自転車活用推進計画推進事業についてでありますが、コロナ禍でウーバーイーツなどの宅配サービスの需要拡大等によって、自転車事故が増加しております。子供たちへの安全教育はもちろんのこと、学生や成人への啓発も重要だと思います。静岡市全体で自転車の交通ルールを守る機運を醸成できるように、ぜひ進めていただきたいと思います。  また、質問はいたしませんでしたが、シェアサイクル事業について、中心市街地だけではなく郊外での設置が強く望まれております。特に名勝や観光地などが点在する地域での回遊の足として期待をされていますので、来年度の実施エリアの拡大を強く要望させていただきます。  次に、公共交通幹線軸の運行再編事業についてでありますが、先ほど補正でも要望させていただきましたが、バス路線は市民の生活の根幹となる大変重要な移動手段であります。静岡MaaSと併せて、市民が利用しやすい公共交通網の検討を今後も進めていただきたいと思います。  次に、静岡駅南口駅前広場再整備事業についてでありますが、官有地が限られているということで、官民の連携が必須とのことでしたが、ここ数十年で駅の北口はびっくりするほどの変貌を遂げてまいりましたが、南口は昭和のまま取り残されているようにも感じます。ポストコロナの時代の政令市静岡市の顔となる南口となるように、スピード感を持って全力で再整備を進めていただきたいと要望をいたします。  次に、鯨ヶ池周辺地区保全活用検討調査事業についてでありますが、私も若い頃は鯨ヶ池によく釣りに参りましたが、釣れない池、水が汚くて何か出てきそうというようなイメージしかございませんでしたが、先日、藤枝の蓮華寺池公園を訪問したところ、子供から高齢者まで大変多くの方でにぎわっておりました。無料の大きな駐車場が完備されていたり、スターバックスなどの飲食店が併設されていたりと、散歩だけでなく体力づくりなどで利用されている方や市外からの利用者も大変多く見受けられました。新東名も開通し、市外からのアクセスも大変よい場所でありますので、多くの方が訪れる、そんな魅力ある場所に生まれ変わること、大きく期待をしております。  次に、公園整備事業についてであります。先ほど望月委員の質問の中でも御指摘がございましたが、金属遊具の寿命36年と聞いて、これは何世代も大切に使わなければならないなと感じたところであります。長く使うためには、やはり定期的なメンテナンスが必要不可欠となります。ほかの公園の遊具も点検、メンテナンスを定期的に施していただき、長寿命化を図っていただきたいと思います。  また、これまでの委員会でも意見・要望を述べさせていただきましたが、どんなに遊具がきれいでも、やはりトイレが汚ければ人が寄りつきません。女性からは、トイレが汚い公園は利用したくないという声も聞かれますし、全国的にはきれいな公衆トイレで誘客といった取組をされている自治体や、また、国も日本トイレ大賞なども実施しております。公園への民間企業の参入も進められておりますので、公園の利用者拡大の新たな施策として、トイレの管理も併せて御提案をいただくなど、利用者をおもてなしするといった視点で検討も進めていただきたいと思います。  次に、要安全確認計画記載建築物耐震事業費助成についてでありますが、助成対象が31棟あるとのことでした。災害はいつ起こるとも分かりませんので、先方の都合もあるとは思いますが、一日も早く補強工事が完了するように計画を持って進めていただきたいと思います。  次に、マンション管理適正化推進事業についてでありますが、マンション管理の難しさについてはいろんなところでお話を聞いております。維持管理だけでなく、災害時の対応についても大変多くの不安の声が聞かれております。現在、マンション防災マニュアルの作成なども注目をされていますので、維持管理だけでなく、防災に関する面でも管理組合などを通じて、ぜひ調査をしていただいて、整備を進めていただければと思います。  次に、静岡市手数料条例の一部改正についてでありますが、対象の拡大により、年間70件程度が増加するとのことですが、コロナ禍での条例改正ということで対応の難しさもあると思いますけれども、ストレスなく移行ができるように進めていただきたいと思います。  最後に、今年度をもって退職をされる職員の皆様には、これまでの市政の発展に多大なる御尽力を頂き、自民党を代表して心から感謝を申し上げます。退職された後も引き続き静岡市政に御指導、御鞭撻をお願いを申し上げまして、自民党からの意見・要望とさせていただきます。ありがとうございました。 110 ◯池邨委員 それでは、志政会といたしまして、今回上程されている議案第23号中所管分を除く全議案に賛成の立場で意見・要望を述べさせていただきます。  まず、自転車の利用ですが、代表質問でも、その死亡事故の撲滅ということで質問させていただきましたが、その中でも、ソフト面での教育というのが重要という話があったというふうに思います。ぜひいろんな場面を通じて自転車の安全向上に向けた教育を進めていただきたいというのが1つです。  それから、もう1つは、バスの再編の事業ですね、公共交通幹線軸の運行再編事業についてですけども、新たな事業ということでビッグデータを活用した利用乗降実態の分析等、データを基に行われる事業で、ぜひ市民のための公共交通の幹線軸の再編をしっかり進めいただければなと思います。  それから、質問はしませんでしたが、恩田原・片山土地区画整理事業費の助成等、この後の工事というか事業が、期待できる事業がめじろ押しだと思いますので、ぜひ計画どおり、遅れることのないように、しっかりスケジュール管理をしながら進めていっていただければなと思います。  それから、最後に、追分大坪駅の設置についてです。ここでは、新たなニーズを市がしっかりとつくり上げて、駅の利用者をどのように増やすかというところに注力して、ぜひ検討を進めていただきたいなと、ニーズ調査だけではなくて、新たなニーズをどうつくり上げるか、ここにぜひ力を入れて、設置に向けて前向きに進めていただければなと思います。  私からは以上です。 111 ◯山本委員 私たち会派も、議案第23号中所管分を除いた6議案に賛成であります。  質問させていただいたことに対して、意見・要望ということで申し上げます。  まず、1点目に、静岡都心地区まちなか再生事業の関係でありますけれども、先ほど、来年度の取組では官民連携しながら地域を交えて素案をつくっていくというような、策定していきますというようなお話だったかと思います。ただ、その中で、どうしても気になるのが、都市計画マスタープランというものがあって、来年度、企画局では、葵歴史のまちづくりグランドデザインの策定というグランドデザインの策定があって、もともと経済局には、中心市街地活性化事業というのがあると思うんです。これら企画局、経済局、この局がどう関係してくるのかという、まちなか再生していくに当たって。確かに地域の機運が高まってきているという話もありましたけれど、まずは関係する部局でどういうふうなまちづくりを進めていくのか、こうした議論を踏まえて、やはり地域に説明していくということも大切なのかなと思います。まずは、その辺をしっかり対応していただきたいなと思います。  2点目は、子育て世帯宅地提供事業でありますけれども、市営住宅の跡地に関して御説明いただきました。建て替えとか民間での利活用を幅広く進めていきますよということであったんですが、市営住宅の跡地というのは、かなり広大な土地だと思うんです。その広大な土地を本当に利活用とは言いつつも、それは適正なのかどうかということに関しては、将来を見据えたときに、大きな公共施設が必要になったときに、逆に売ってしまったことによってなくなってしまう可能性もあるので、それはどうなのかという意味では、慎重な対応が必要なのかなと思っています。その辺も今後、検討していただきたいなと思います。  もう1点、静岡都心地区交通適正化事業、この中で、江川町交差点、中町交差点を改良していくというようなお話がありました。平面横断化に向けてということでありますけれども、これはぜひ早急に進めていただきたいなと思っています。確かに、警察との協議とかも必要かと思いますけれども、多くの市民の皆様の声といいますか、以前に私、聞いたんですけれども、市立病院に通院している高齢者の方が、いわゆる横断歩道がなくて大変な思いをされているというお話がありました。ぜひ平面横断化に向けて積極的な対応をしていただきたいと思います。 112 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第25号、議案第31号、議案第43号及び議案第47号の各所管分、議案第87号、議案第88号の6件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第25号外5件は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 113 ◯後藤委員長 御異議なしと認め、議案第25号外5件は可決すべきものと決定しました。  以上で新年度議案の審査を終了します。      ────────────────────────────── 114 ◯後藤委員長 以上で本日の議案審査等は終了しましたが、ここで、3月末をもって退職される説明員の皆様を御紹介いたします。  お名前をお呼びしますので、恐れ入りますが、演壇の前までお願いいたします。  緑化政策担当部長の池田美晴様、都市計画事務所所長の徳田英臣様、参与兼住宅政策課長の三本松広樹様。  皆様におかれましては、これまで長きにわたって本市の各種行政に携わり、大きな貢献をしていただきました。都市建設委員会一同、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。  それでは、恒例ではありますけれども、お一人ずつ御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。             〔退職者挨拶〕 115 ◯後藤委員長 皆さん、御起立できる方はちょっとお立ちください。  お三人のこれまでの御活躍にお礼をするとともに、これからの活躍に期待を込めまして、大きな拍手をしたいと思います。ありがとうございました。             〔拍手〕 116 ◯後藤委員長 ありがとうございました。それでは、席にお戻りください。      ────────────────────────────── 117 ◯後藤委員長 以上で、本日の日程は全て終了しました。  明日は建設局所管分の審査を行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これをもちまして都市建設委員会を散会します。                 午後1時46分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  後藤 哲朗 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...